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FPとして、世界が認めるプロフェッショナルな資格

ファイナンシャル・プランナーの資格の種類

ファイナンシャル・プランナーの資格試験にはいくつか種類があるので混乱しやすいのですが、端的にまとめると以下の通りです。

・ファイナンシャル・プランニング(FP)技能士(1~3級)…厚生労働大臣認定の国家資格

・AFP…日本FP協会が認定する民間資格

・CFP…日本FP協会が認定する民間資格

ここでは「CFP」について、説明していきます。日本FP協会によると、詳細は以下の通りです。

https://www.jafp.or.jp/

「CFP」は、ファイナンシャル・プランナーとして必要かつ十分な「高度な知識と経験をもって」を持ち、相談者に対して長期的かつ総合的な視点で適切なアドバイス提案ができるプロフェッショナルに与えられる資格です。

CFP資格はAFP資格の上位に位置づけられる、より難易度の高い資格となります。難易度は、国家資格のFP技能士1級とほぼ同程度だと言われています。
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国家資格であるFP技能士の方が重要な資格のように見えますが、CFPは北米、アジア、ヨーロッパ等の世界23か国で導入されています。そのため、CFPの方が国際資格としての認知度は高い資格になります。

CFP受験資格と試験内容

CFPの受験資格についてですが、既に「AFP認定者」であればCFPの資格審査試験の受験資格があります。

CFP資格審査試験は毎年2回、6月と11月に実施され、CFP資格審査試験の「6課目」に合格することが要件となります。

6課目とは「金融資産運用設計」「不動産運用設計」「ライフプランニング・リタイアメントプランニング 」「リスクと保険」「タックスプランニング」「相続・事業継承設計」の6分野です。これらはいっぺんにでも、一課目ずつでも受験することができます。

CFP試験時間などは以下の通りです。

試験第1日目(各120分)

・9:30~11:30 金融資産運用設計

・12:30~14:30 不動産運用設計

・15:30~17:30 ライフプランニング・リタイアメントプランニング

試験第2日目(各120分)

・9:30~11:30 リスクと保険

・12:30~14:30 タックスプランニング

・15:30~17:30 相続・事業承継設計

(参照:一般社団法人 金融財政事情研究会 http://www.kinzai.or.jp/ )

各課目の出題数は各50問、配点は1問2点の均一配点(100点満点)です。

合格率は受験回によって異なりますが、それぞれ約40%弱になりますが、すべてに合格した人は8~10%となり、一発合格を目指す人にとっては難易度が高い資格だと言えます。

CFP合格への道

必要な勉強時間について、CFPは1000時間以上の勉強時間は必要だと言われています。

一科目ずつ、ゆっくり受けたい人は独学も可能ですが、キャリアアップを図るために取得したい人は、資格予備校で勉強している人が多いようです。

仕事の通勤時間や、自宅でも勉強をして、休日も返上で学習してようやく合格できる資格です。

試験にようやく合格しても、それだけではCFPになれません。試験に合格した後で、年2回開催される「CFPエントリー研修」を受けなければなりません。その他に、3年の実務経験が必要です。

実務経験が足りない人は、実務経験と見なされる「みなし実務研修」を受けることで実務経験と同等と見なされます。

認定要件が細かいため、CFPの資格を取りたい人は、公式ホームページで必ず確認するようにしましょう。

これらすべての要件を満たすことで、ようやくCFPと名乗れるようになります。

CFP資格の活かせる仕事

CFPの知識を活用して、金融機関のリテール職や保険会社での営業職、コンサルティング会社で活躍する人が多くいます。

転職の際は、自分のキャリアとAFPの資格を組み合わせて、自分の描きたい将来とマッチするかをよく考えて応募するようにしましょう。

また、独立開業を目指す人は、CFPの他に、国家試験である社労士や税理士として登録することで独立後の仕事の幅が広がるでしょう。

勉強に多大な時間が必要になる資格なので、独立したいのか、企業で働きたいのかを考えて、自分のキャリアを見据えながら勉強するようにしましょう。




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