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販売接客業のための率先力な資格です!
販売士2級って、どんな資格?
販売士検定とは、「リテールマーケティング検定」とも呼ばれ、日本商工会議所と各地商工会議所が実施する販売に関する試験です。3級から1級までの試験が設けられています。
リテールとは英語の「retail」のことで、小売のことを意味します。
2級では、3級よりもさらに深く勉強することになります。マーケティングや、流通・小売業の専門的知識・技能が問われることになります。
販売促進に関する業務に携わることができ、また店舗・売場の包括的なマネジメントを行うことができる人材を育成するための資格です。
企業によっては、幹部・管理職への昇進条件として、この資格を課しているところもあります。
受験者は専門学校生や大学生が37%程度、小売業に従事している人が約33%となっています。受験者の60%前後が男性です。
業界経験者である多くの男性が、管理職登用のためなどに、受験している試験となっています。
この試験は、一度合格したら一生有効というわけではなく、販売士としての能力の維持・向上をはかるために、5年ごとの更新制度となっています。更新手続き期間を過ぎると、資格失効となってしまい再度受験が必要となるので注意しましょう。
販売士2級の試験概要・出題範囲
東京商工会議所の試験情報によると、詳細は次の通りです。
(http://www.kentei.org/hanbaishi/koushin.html)
試験は、2月と7月に実施されます。マークシート方式で、解答します。2級の合格率は50%前後です。
「小売業の類型」と「マーチャンダイジング」の2科目を60分で、「ストアオペレーション」「マーケティング」「販売・経営管理」の3科目を90分で解くことになります。
また、合格基準は、5科目とも100点を満点とし、全科目の平均点が70点以上、50点未満の科目がないことが要件となります。
また次の方法で、直後2回の販売士2級の検定試験の「筆記試験の一部科目が免除」となります。
・2級販売士養成講習会
・日商指定の通信教育機関による養成通信教育講座を修了者
詳しくはホームページを確認するようにしましょう。
販売士2級の学習方法
販売士検定の勉強時間は概ね300時間前後言われています。自分できちんと学習計画を立てられる人であれば、商工会議所から教材やハンドブックが販売されているので、独学で合格することができます。
また、3級を飛ばして2級から受けたい人は、しっかりと学習すれば、飛び級の受験は可能です。ただし、3級の知識が基礎になっているので、どうしても2級を受けたい人は、2~3級を同時受験することをおすすめします。
テキストについてですが、公式ホームページから、『2級ハンドブック(5冊セット)』を購入するようにしましょう。また、問題集もあります。
2級の販売士検定試験は、これからの中から80%以上が出題されるので、このハンドブックを中心に学習をすすめるとよいでしょう。
独学が苦手と言う人は、商工会議所が主催する養成講習会や、指定の通信教育講座の受講するようにしましょう。公式ホームページによると、指定の通信講座は次の通りです。
一般社団法人 日本販売士協会 03-3518-0191
(http://www.hanbaishi.com/)
一般社団法人 公開経営指導協会 03-3542-0306
(http://www.jcinet.or.jp/)
学校法人 産業能率大学 03-5419-6085
(http://www.hj.sanno.ac.jp/)
一般社団法人 日本経営協会 03-3403-6238
(http://www.noma.or.jp/))
販売士2級の資格取得後は給料・キャリアアップの可能性も!
企業によっては、この試験を昇進の条件にしていたり、資格手当を出していたりするところがあります。
また、これから小売業に就職したい学生も、この資格を持っているとアピールポイントになるでしょう。ただし、実務経験や実績が重要になってくるので、資格の知識を現場や現場の管理に活かすようにしましょう。
そして、さらにキャリアを磨くには、販売士検定1級を目指すこともおすすめします。大手小売業を営む企業で働いている人などであれば、社内の講師として活躍できる場合があります。また、英語など語学を磨くのもキャリアアップに役立つでしょう。