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「農業」×「簿記」の新しい資格です!



農業簿記って、どんな資格?



農業簿記検定とは、一般社団法人全国農業経営コンサルタント協会による監修のもと、平成26年度から、実施されている、新しい資格です。

取引とお金の出入りにタイムラグがある取引を正確に計上する「発生主義会計」を採用した「複式簿記」で農業簿記を学ぶことができます。

複式簿記は、14世紀から15世紀のルネッサンス期にイタリアのヴェネツィア商人によって発明されたと考えられています。ドイツの文豪ゲーテは「簿記こそが、人間の精神が生んだ最も美しいものの一つである」と述べているほど、簿記はよくできた会計システムなのです。

農業の分野では、集落営農の法人化や、個人事業から法人経営への転換、異業種企業からの農業参入などが活発になってきているので、現代的な農業経営を確立する必要が高まっています。農業簿記検定は、実際レベルで役立つ知識の取得の推進のため行われている試験になります。実際に、一部の農業高校や、大学の農学部で導入されている資格です。





農業簿記の出題範囲と勉強方法



一般財団法人日本ビジネス技能検定協会によると、受験要綱は下記のとおりです。

http://www.jab-kentei.or.jp/index.html

受験資格について、学歴・年齢・国籍に制限はなく、誰でも受けることができます。7月の第1日曜日と、11月の第4日曜日に試験があります。電卓を使用した試験になります。

また、合格基準点は、各級とも、問題の総得点の70%を基準となります。合格発表は試験実施から1~2週間で通知されます。

1級(財務会計・原価計算・管理会計の分野)

2級(財務会計・原価計算の分野)

3級(財務会計の分野)

3級の試験問題数は25問で、試験時間は90分(10:00~11:30)です。3級の合格率については、その回毎に変動がありますが、概ね60%前後となっているので、受かりやすい資格だと言えます。言葉や数字について、選択式で解答するので、わからない場合は、とりあえず埋めておきましょう。テキストを読み問題集を解くことで十分合格が狙える資格です。

3級では、簿記とは何か、仕訳とは何かという経理の基礎的な知識から学習することになります。そして、農業に関する勘定科目や農業特有の会計処理、決算書作成の流れを習得していきます。したがって、簿記の知識がある人や農業の流れを知っている人は、理解がしやすいでしょう。

3級で出題される、農業に関する勘定科目は、流動資産の棚卸資産である「農産物」や、固定資産の「バラ親株」、「育成仮勘定」などが挙げられます。見慣れない言葉かもしれませんが、考え方は簿記と変わらないので、農業特有の勘定科目に抵抗がなくなるようにしておくとよいでしょう。

また、電卓の扱いに慣れておくことも大切です。電卓をたたき間違えると、当然ですが解答ミスが増えるので、学習の際には、電卓を見ないでも正確に打てるレベルにしておくとよいでしょう。

日本ビジネス技能検定協会のホームページには、過去問題が掲載されているので、試験前には、それらを実際に解いて感覚をつかみ、スムーズに解けるようになっておくことが合格の鍵となります。



農業簿記の資格を取得したら?



比較的最近できた新しい資格で、日商簿記などに比べると認知度は高くはありませんが、すでに農業に従事している人や、法人化されている農業の会社で役立てることができます。

これからの農業と会計について学ぶことができるので、農業に興味がある人や、農業の仕事を継ぐ人にとって、経理・経営方面で役立つ資格です。

また、簿記や税理士資格など、他の税務・会計に関する資格と組み合わせることで、農業系の関与先がある税理士法人や税理士事務所で歓迎されるでしょう。

いずれにしても3級は基本的な知識なので、2級や1級へと勉強を進めていくことで、より専門的で深い知識を習得することができます。