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建設会社の経営・会計を支える基本的な資格
建設業経理士って、どんな資格?
建設業経理士とは、一般財団法人建設業振興基金が実施する検定試験で、建設業の経理に特化した知識や処理能力を試される資格です。資格には1級から4級まであります。
称号については、1級・2級は「建設業経理士」で、3級・4級は「建設業経理事務士」となります。
経営事項審査とは?
建設業では、年度決算後に、公共工事の入札が可能な会社かどうかを判断するための「経営事項審査」があります。経営事項審査は、略して「経審」と言われます。
これは、公共工事の競争入札に参加しようとする建設業者を客観的に審査するものです。公共工事を「直接」請け負おうとする建設業者は、経営事項審査を必ず受けなければなりません。
この審査では、建設業者は「経営状況」と「経営規模」、「技術力」と「その他の審査項目(社会性等)」について点数で評価されます。
建設業者は自分で申請に必要な書類をそろえるか、または行政書士や税理士などに代行してもらい、認可を受けた本社所在地の都道府県知事(または国土交通省大臣)の審査を受けます。
建設業経理士(1~2級取得者)の人数は、この審査の評価対象の1つなので、建設業を営む会社には、この資格の所持者が必要になってきます。
この資格を勉強することで、経理だけではなく、業界の仕事の流れをも把握できるので、建設業界を志望する人や、実際に事務として働いている人には、おすすめの資格と言えます。
建設業経理士の試験内容と勉強方法
試験は、1級・2級は年に2回 (9月・3月) 、3級・4級は年に1回 (3月)実施されています。受験資格は特にありませんので、誰でも受けることができます。
合格率については、1級は20~25%前後、2級は25~30%前後、3級は60%前後、4級は75%前後、なっています。
建設業振興基金によると、試験内容の詳細は以下の通りです。
(http://www.kensetsu-kikin.or.jp/gyom2/index.html)
・1級 建設業原価計算、財務諸表論及び財務分析
(程度は、上級の建設業簿記、建設業原価計算及び会計学を修得し、会社法その他会計に関する法規を理解しており、建設業の財務諸表の作成及びそれに基づく経営分析が行えること。)
・2級 建設業の簿記・原価計算及び会社会計
(実践的な建設業簿記、基礎的な建設業原価計算を修得し、決算等に関する実務を行えること。)
・3級 建設業の簿記・原価計算
(基礎的な建設業簿記の原理及び記帳並びに初歩的な建設業原価計算を理解しており、決算等に関する初歩的な実務を行えること。)
・4級 簿記のしくみ
(初歩的な建設業簿記を理解していること。)
勉強方法ですが、3級の試験では、4級の知識をベースに、より学習内容を深めた知識が問われます。そして3級では、会社を運営するための経費ではなく、「建設のそのものにかかる、材料費や人件費、その他経費の原価」を計算する問題が出題されます。
3~4級の資格については、試験に合格するだけではなく、建設業振興基金による「特別研修」を受講することでも、資格が付与されます。
3級の特別講習を受けるためには、4級の資格を所得していることが条件になります。(3~4級の特別講習を同時に受けることは可能です。)
3級の試験については、合格率もやや高いので比較的受かりやすい資格だと言えます。特に、経理の実務経験がある人や、簿記の資格を持っている人、建設業界に既に携わっている人ならば、理解が早いでしょう。
予備知識や経理経験がない人にとって、原価計算の問題は混乱しがちです。テキストを読みしっかりと理解した上で、問題をこなすことが大切です。
簿記2級より難しい級にチャレンジしよう!
この試験は、建設業経理の基本的な知識を習得するためのものです。今後、さらにステップアップするには、より難易度が高い上級の試験に挑戦することをおすすめします。
特に、1~2級取得者の人数は、経営事項審査(経審)の審査対象のため、会社によっては資格手当が支給されるところもあります。
また、より専門的な知識を得ることで、実務に役立てられるので、この資格を継続的に勉強することは、自分自身のキャリアアップを支えるものになるでしょう。